戻る 印刷
月刊商人舎 2023年09月

 特別企画 


水産エコラベルの新時代到来

日本と世界のサステナブル産業の未来

2023年09月11日

    今、スーパーマーケットの店頭では「売る魚がなくなりつつある」。 漁業者は「魚が獲れなくなっている」、加工業者は「原料が足りなくなっている」。 国内では、消費者の魚離れに歩調を合わせるように漁獲量の減少が続く。一方、世界を見ると水産業は成長していて、資源の管理と持続性に関心が高まっている。MSC、ASCという世界的な認証制度に、日本発のMEL(マリン・エコラベル、通称:メル)が加わった。「水産エコラベル」という認証制度である。福島第一原発の処理水放出に国際的な関心が集まり、日本漁業に逆風が吹く。MELが果たす役割は大きい。 日本の水産業はどう変わるのか、小売業はどのように関わっていくのか。 ※8月23日、ジャパン・インターナショナル・シーフードショー会場で開催されたMELワークショップをもとに構成した。…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください