戻る 印刷
月刊商人舎 2023年08月

 特別寄稿 


2023下期極端気象に備えよ!

2023年08月10日

㈱True Data気象予報士 常盤勝美 エルニーニョ現象発生の年度は本来、冷夏になりやすい。気象庁は今2023年は80%の確率でそれが発生すると予想する。さらに1997年に発生した過去最大のエルニーニョに迫るほどの規模、すなわち「スーパーエルニーニョの到来」と言われる。しかし、それなのに今夏は猛暑が続く。その一方で、大雨や洪水が頻発した。浸水被害に遭った店舗も多かった。2023年の秋冬はどうなるのか。気象予報士として活躍する常盤勝美氏が予測し、解説し、その対策を提案する。 「極端気象」「極端現象」はなぜ起こるのか  日本では近年、夏から秋にかけて線状降水帯に伴う集中豪雨が数多く発生している。台風などに伴う暴風雨によっても甚大な被害がもたらされている。また気温が40℃前後にまで達する猛暑による熱中症被害も連日の…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください