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月刊商人舎 2023年05月

 特別企画 


セブンとイオン「それぞれの道」

’23年2月期決算/日本小売産業両雄の戦略分岐点

2023年05月10日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 注目の㈱セブン&アイ・ホールディングスとイオン㈱の本決算が発表された。どちらも過去最高を更新し、増収増益ではあるけれど、その戦略の方向性は大きく分岐してきた。「それぞれの道」を歩き始めた。 それは日本小売業全体にとっても大きな節目を意味している。 私は昨2022年2月期の両者の決算を「逆転のダイナミズム」と題して分析記事を書いた。 2012年2月期から10年間、小売業界で営業収益トップの座にあったイオンを、セブン&アイ・ホールディングス(以下セブン&アイ)が抜き返したのが、昨年の決算であった。 「どちらがマーケットリーダーなのか、どちらがマーケットチャレンジャーなのか。この熾烈な競争は、それぞれに異なる特徴を有することによって、日本のチェーンストアの世界にダイナミズムを…




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