ターゲットは、店が格段に磨かれた。21年度の総収益は前年比2.9%増の1091億ドル（14兆1830億円）。2019 年比較では300億ドル以上の増収だ。既存店売上高が絶好調で2021年が12.7%増、22年はさらに2.2%増とした。 この3年間、利益は乱高下したが、最新決算では、来店客数が2.1%増加し、ECの利用者も1.5%増えている。 ブライアン・コーネルCEOは、「既存店売上げの伸長と客数の増加は嬉しいが、厳しい環境に直面している。今後も価格競争力、品揃え、利便性の強化で差別化を進めていく」と緊張感を失わない。差別化の一つは得意のアパレルの再強化であり、もう一つがEC対応である。2022年11月にバックルームが通常店舗の5倍の広さをもつ15万平方フィート（4200坪）の新店を出した。EC対応のためだ。2023年は200店のリニューアルを予定していて、そのう…