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月刊商人舎 2022年10月

 提言 


「複合危機」の年末年始商戦に備えよ

2022年10月11日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 コロナは時間を早めた。コロナは商売のサイクルを早め、コロナは固定客化を早めた――。そのなかで迎える、コロナ禍3年目の年末年始商戦である。 昨年の10月号で書いた。 「今冬の年末から年始の時期に、第六波が来ないという根拠はない。新型の変異株が再びみたび、猛威を振るうかもしれない」 実際にその後、昨年11月24日に南アフリカから最初のオミクロン株感染例が報告され、年末までに日本を含めた世界106カ国に拡がった。第六波、第七波がやって来て、感染症はオミクロン株からBA.5に変異した。2022年10月の現時点でやっと沈静化の兆候がほのかに見えてきた。いまだに「第八波」が論議されているものの、COVID-19パンデミックからは何とか解放されそうだ。 10月3日の第210回臨時国会の衆議院本会議で岸田文…




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