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月刊商人舎 2022年05月

「ビオラル」―本格派の「手ごたえ」

2022年05月10日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 ㈱ライフコーポレーションの「BIO-RAL」(ビオラル)が軌道に乗っている。これは驚くべきことであるし、勇気ある決断である。 私は20世紀の終盤からずっと、アメリカのオーガニック・スーパーマーケットを取材してきた。追い続けてきたと表現したほうがいいだろう。そして、本格的成功のためには「真っ先戦略」が必須であると主張した。一番先に優良な産地や取引先との取り組みを開始し、最初に顧客とのネットワークを構築したグループが、他を圧倒する。ホールフーズがそれだった。 しかし一方で、「短期的には絶対に利益は出ない」とも言い続けた。先駆者のホールフーズは、軌道に乗せるのに17年もかかった。 かつて荒井伸也さんが使った表現がある。作家安土敏にして、元サミット㈱社長、会長を歴任した理論家…




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