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月刊商人舎 2022年05月

 特別企画 


セブンとイオン「逆転のダイナミズム」

<第3部・第4部>

2022年05月10日

 第3部  セブンvsイオン異業態比較  セブン&アイとイオンは本誌が「コングロマーチャント」と呼ぶ複合小売業だが、その事業セグメントは異なる業態が多い。セブン&アイはコンビニに強みをもつし、百貨店事業も展開する。イオンはショッピングセンターのディベロッパー事業で日本最大であるし、ドラッグストア事業も日本トップのウエルシアホールディングスを擁する。 両者ともに国際事業を将来戦略に据えるが、セブン&アイはコンビニ世界一を狙い、イオンはディベロッパーと総合スーパー、スーパーマーケットを主力とする。これは日本国内の強みを国際戦略で活かす意図である。   セブンのコンビニ事業  セブン&アイの核心部門であるコンビニエンスストア事業は国内と海外がそれぞれに大きな存在感を示す。 表②の通り、国内コンビニの営業収…




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