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月刊商人舎 2021年11月

結城義晴の述懐

2021年11月10日

イオン、セブン&アイ・ホールディングスを含めて、ファーストリテイリング、良品計画、PPIHのグローバル戦略は、COVID-19パンデミックによって、一段と加速した。日本のトップ小売業は世界を一つの市場と考えて、事業展開し、成果を求めていかねばならない時代に入った。 1957年10月4日のソビエト連邦の「スプートニク1号」打ち上げは、世界初の人工衛星の成功として、アメリカに「スプートニク・ショック」をもたらした。それが米国のアポロ計画を加速させた。そして宇宙は人類にとって、一気に手の届くものとなった。 日本のグローバルリテーラーにおけるCOVID-19パンデミックは、「スプートニク・ショック」に似て、彼らに世界戦略の可能性を見せつけ、それをスピードアップさせる。 だから柳井正の「グローバル化の流れは変わらない」は正直な…




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