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月刊商人舎 2021年11月

 特別企画 


「コロナは世界化を早める」

日本グローバル小売業の決算に見えたもの

2021年11月10日

    COVID-19 第五波が沈静化した2021 年10 月、小売業トップ企業の中間決算、本決算が次々に発表された。イオンとセブン&アイ・ホールディングスは上期決算、ファーストリテイリングと良品計画は8 月期本決算。PPIH の6 月期本決算はすでに8 月に公開されていたが、それらのコロナ禍決算から見えてきたものがある。  イオン  吉田昭夫「6つの変革領域」 吉田昭夫イオン㈱社長は2021年度第2四半期決算のオンライン説明会で、新中期計画の初年度上半期の状況を語った。これは新型コロナウイルス感染拡大第五波とシンクロしている期間であった。 上半期の営業収益は4兆3449億1900万円(前年同期比1.7%増)となり、新型コロナウイルス感染症が拡大する前の2020年2月期の上半期を上回って過去最高を更新した。営業利益は777億6500万円…




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