クリニック分析：フーコットの｢トレードオフ｣

㈱商人舎代表取締役社長　結城義晴 8月3日（火）、㈱ヤオコーの100％出資子会社㈱フーコットが注目の第1号店を開業した。その1号店はどんなコンセプトの、どんなフォーマットか。店舗クリニックと調査によって、その正体を明らかにしよう。 ｢ヤオコーの商売は『トレードオン』なんです。でもエイビイは『トレードオフ』です｣ 今年のはじめに本誌で、川野幸夫㈱ヤオコー会長と対談したときに、川野さんが語った言葉だ。 ㈱エイヴイは、ヤオコーが2017年4月3日に完全子会社にしたディスカウント・スーパーマーケットである。神奈川県を中心に12店舗を展開している。そのエイヴイの店舗の屋号は「エイビイ」だ。 ヤオコーは2月1日付けで新フォーマットを展開する㈱フーコットを100％子会社として設立し、6カ月後の8月3日にフーコット1号店をオー…