戻る 印刷
月刊商人舎 2020年10月

 特集のあとがき 


闘い去って日が暮れて[三次元分析]

2020年10月12日

顧客ニーズは大きく3つに分けられる。やや古典的分類だが。 ⑴コンビニエンスニーズ(Cニーズ) ⑵ディスカウントニーズ(Dニーズ) ⑶スペシャルティニーズ(Sニーズ) 牛丼の吉野家の「安い、うまい、早い」はディスカウントニーズの「安い」とスペシャルティニーズの「うまい」、そしてコンビニエンスニーズの「早い」の三要素でできている。 吉野家ホールディングスの社長・会長を務め、「ミスター牛丼」と呼ばれた安部修仁さんは、三要素をその時期ごとに使い分けた、と言っている。 「安い、早い、うまい」ならD⇒C⇒Sの優先順位、「早い、うまい、安い」ならC⇒S⇒Dの順位。 三要素は必須のニーズ対応で、どれを優先させるか。それがその時その時の経営戦略である。 スーパーマーケットの営業政策も、三要素で整理できる。 鈴木哲男氏の整理と合体さ…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください