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月刊商人舎 2019年11月

消費増税後のコンビニ・マーケティング

ビッグ3の商品政策を解き明かす

2019年11月11日

月刊コンビニ編集委員 梅澤聡 第1部  セブン-イレブン  主戦場は過度な値下げやポイント還元にはない 「茹でガエルのように、何とかなるんじゃないかといった数字が、延々と続くわけではなくて、急激に熱湯にさらされた感覚を私自身は持っている。だからこそ、すべてを否定して、次に向かうべき、本当に大切にしなくてはいけない原点とは何か?その議論を商品政策に反映してきた」 この春にセブン-イレブン・ジャパンの執行役員商品本部長に就任した高橋広隆氏は危機感を露わに、こう続けた。 「いろいろなことがあったとしても、商品さえ強ければすべてを吹き飛ばす可能性はあったはず。商品が飽きられていたり、品質への不満を解消できていなかったり、コンセプトが明確に伝えられていなかったり、(こうした反省を)次にプラスに転じた…




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