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月刊商人舎 2019年09月

 Message of September 


地べたを這いつつ、宇宙を見よう。

2019年09月10日

地べたを這いつつ、 宇宙を見る――。 「虫瞰図の眼」。 虫の視線ではるか宇宙まで見通す。 作家で運動家だった小田実のスタンス。 虫の眼、鳥の眼、魚の眼。 そして心の眼。 商人の眼。消費者の眼。 つくり手の眼、卸し手の眼、売り手の眼。 三方良しの眼。 米国小売業には、 アメリカン・ドリームがある。 ウォルマートのサム・ウォルトンは、 その新世界の壮大な夢を実現させつつ、 米国自由勲章を受賞した直後に逝った。 米国IT産業にも今、 同じくアメリカン・ドリームがある。 彼らはコンピュータ実務の地べたを這いつつ、 シンギュラリティ*の宇宙を見ている。 21世紀の夢に日付をつけて。 そしてこの新世界の新世紀の夢には、 地べたの眼で宇宙を見ることが必須だ。 私たちもアメリカを歩くことで、 そんな夢に共鳴するこ…




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