印刷プレビュー
月刊商人舎 2019年04月

 提言 


2019「安売り」に異議あり!!

商品開発と人材育成と情報整備に挑戦せよ

2019年04月10日

㈱リテイルサイエンス代表取締役社長 大久保恒夫   春の商品値上げが相次ぐなか、スーパーマーケットではディスカウントを打ち出す企業が増えています。ところが安売りをしている多くの企業は成績が決して良くはありません。むしろ値段を下げずに商売をしている企業が好成績を上げています。 なぜか。 お客さまの、値段よりも、おいしいものを食べたいというニーズが強いからです。 現状は、2008年のリーマンショックのときに似ています。 あのとき、スーパーマーケットの多くが安売りに走りました。高級スーパーも値下げに走って、業績が落ち込んでしまいました。そして調子が悪くなった。世の中の景気が悪くなったから、仕方のないディスカウント合戦だったのかもしれません。 しかしそんななかで当時、私が社長を務めていた㈱成城石井…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください