戻る 印刷
月刊商人舎 2019年04月

 特集のあとがき 


令和元年からの営業基本戦略

「高売りせず、値段を下げず」のオールウェイズ・フェアプライスを!

2019年04月10日

気分は目出度い。万葉集から採用された「令和」の時代。万葉学者の中西進先生の考案した元号は、なかなかにセンスがいいし、新しい時代の希望を予感させる。心はウキウキしたい。 しかし頭はクールだし、体は重い。そんな時代である。 私の意識の奥底には今も、福島原発事故のことがある。いまだに頻発する日本列島の地震がある。日本国の国際的なポジショニングが、ますます曖昧になりつつあることも気がかりだ。そして日本の商業がまだまだ基幹産業になり切れていないことも、士農工商の序列の残滓があることも。 そして「人生100年時代」がこれまた意識の中にある。 日本の国民は果たして、幸せになれるのだろうか。子や孫や、そのまた孫子の時代に、彼らは生き生きと人生を全うできるのだろうか。 さまざまな気分がないまぜになった「転変時代…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください