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月刊商人舎 2019年04月

 特集のまえがき 


転変時代の漸変消費

2019年からの潮流と戦略を熟考する

2019年04月10日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 前編 消費マインドの奥底を覗き見る 社会も経済も消費も、大きく変わろうとしている。絶好のチャンスとも考えられるけれど、悪い兆候も表れている。 つまりオセロかサイコロのように、ガラリと変わる。これを「転変(てんぺん)時代」と呼ぶことができる。 しかし消費者や生活者は、変わろうとはしない。5月から「令和」と元号が変わり、新しい天皇が新しい日本国の象徴となって再出発する日本の、その消費者マーケットは残念ながら極めて保守的だ。 状況は変化しているし、環境はその変化を求めている。しかし肝心の消費が慎重な姿勢を崩さない。財布の紐は固い。これこそ、日本経済の最大の問題点である。 まだ逡巡しているのかと驚かされるけれど、10月の消費増税は決定的だ。避けては通れない。それが選挙…




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