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月刊商人舎 2019年01月

 特集 


商売の「品格」

“ポピュリズム時代”の崇高なポジショニング戦略

2019年01月10日

世の中で起こっていることは、すべて連関しあっている。情報社会とIT時代の真っただ中で、IoTやソーシャルネットワークが発達すると、その連関の密度とスピードが格段に上がってくる。だからドナルド・トランプ大統領の登場とその発言や行為は、ヨーロッパや南米、アジアの政治領域に伝播し、「ポピュリズム」は世界を駆け巡る。同時にそれは日本の政治や経済、ビジネスや商売の分野にも、さらに小売流通サービス業の世界にも浸透してきて、「品」のない商品や売場や店が増えてくる。「アメリカ第一」で選挙に勝ちさえすればいいという考え方は、「売上げさえ増えれば何でもいい」となる。民主主義を護るためには「相互寛容」と「自制心」が必須である。それは商売に置き換えると「品格」の元を形成するものであると思う。2019年の初めに、比較広告の本質…




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