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月刊商人舎 2019年01月

ライフとヤオコー「品格の経営戦略」

岩崎高治の「ライフらしさ」と川野澄人の「ヤオコーウェイ」

2019年01月10日

  第4部   マネジメントとオペレーション ライフにとって2018年は、近畿圏では大阪北部地震が発生し、台風21号・24号が上陸するなど災害が多かった。「難しい年だった」と岩崎社長は振り返る。従業員の安全、お客さまの安全を確保しなければならない一方で、ライフラインとしての役割を果たさなければならないという「二律背反の課題」が浮き彫りになったからだ。そのバランスをどうとるのか。「非常に難しくなってきました」と述懐する。 とくに、鉄道各社が計画的運休を行うと発表するなかで、従業員の通勤手段を確保しながら、どこまで店舗営業を続けるのか。現場の店長たちはその判断に迫られた。 大阪北部地震のとき、岩崎社長は東京にいた。そのため、朝と夕方に電話1本を入れるしかできなかった。すべては現場が判断して対応した。一方、台…




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