戻る 印刷
月刊商人舎 2019年01月

ZOZOの「ユニクロ比較広告」を斬る!

「広告情報」の3つの価値とマーケティングの品格

2019年01月10日

㈱東京辻中経営研究所取締役 辻中俊樹 「ZOZOHEATとユニクロのヒートテックを比べてみました」――話題の「比較広告」に話を絞って、マーケティング戦略の捉え方で考察しよう。 まずZOZOTOWNによるユニクロとの比較広告は、その是非や意味がマーケティング戦略として価値があるのかどうか。 それは比較している情報そのものが、誰にとって、どのような価値をもっているのか。ひとえにこの点にかかっている。 広告のもつ情報には、3つの価値がある。 第1のポイントはその広告情報が自社のユーザーや潜在的ファン層にとって、価値があるかどうかということだ。今回の比較広告で言えば、ZOZOTOWNを支持して利用している顧客やターゲットにとって、価値があるか否かということになる。 第2は、他社のユーザー、とりわけ競争相手を支持するユーザーにと…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください