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月刊商人舎 2018年06月

 特集 


2018決算解体新書

ニッポンチェーンストアの経営リスクとリエンジニアリングを読み取る

2018年06月11日

ニッポンチェーンストアの2018年2月期・3月期決算が出そろった。しかし上位企業はホールディングカンパニーだらけで、その実態は、決算書のペーパーだけでは、にわかには判明しない。だから持株会社のなかの、それぞれの業態ごとに、あるいはフォーマットごとに、店舗ごとに、売場ごとに、現場に当たって、決算数値の内容が妥当であるか否かを見定めねばならない。2万店を超えるセブン-イレブン・ジャパンの実態は、2万分の1を知っているだけではわからない。けれど、その2万分の1がチェーンストアのすべてでもある。顧客は2万分の1を見て、セブン-イレブンだと認識しているからだ。これがチェーンストアのチェーンストアたる所以である。ただし、2万店のチェーンストア決算のPLとBSを見つめることによって、経営リスクが見えてくる。これもまた事実で…




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