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月刊商人舎 2017年02月

 特 集 


地球イータリー化現象

Global EATALY Phenomenon

2017年02月10日

2007年、イタリア・トリノ。家電量販店「unieuro」を経営していた辣腕の実業家Oscar Farinettiが、その家電店チェーンを売却して、決然とEATALYをオープンさせた。EATとITALYを合わせた造語。イタリア料理を食べさせ、イタリア食材を売る店。リテールとフードサービスの融合。もちろん、イタリアの「スローフード」から決定的な触発を受けた画期的な新フォーマットだった。この店が2008年、日本の東京・代官山に出店したが、残念ながら衰微して閉鎖。しかし2010年、ニューヨーク・マンハッタンに進出したEATALYは、世界で最もホットでトレンディな超巨大都市で、大化けした。EATALYは現在、世界11カ国に35店舗。地球規模で勢いを増している。それだけではない。EATALYのコンセプトに影響を受けた内食と外食の産業レベルの融合化現象が、流通先進国に続々…




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