印刷プレビュー
月刊商人舎 2016年10月

 巨匠・㈱REA代表 鈴木哲男が徹底究明する 


「仮説・検証」の罪と功18条

データに基づいた「勘と経験」を大切にしよう!! 

2016年10月11日

 ■■■データの収集・蓄積(技術)の進歩はすさまじい。アナログ時代に生きた私には想像を絶するデジタルの時代である。アマゾンなどではネット上で買物すると、購入履歴に基づいたお勧め情報を即、表示することで、購入する精度が上がっているそうだ。東京の中野サンモール商店街ではIoT(Internet of Things)の実証実験を行っている。6カ所に無線センサーを設置し、商店街での人の動きがわかる。出入口付近よりもマクドナルドなどのファストフードが集まる商店街中心部での滞留が多い。目的は「産業振興と防災対策につなげる」とのことだが、近い将来、チェーンストアの各店舗でもお客や従業員の動線調査の分析に応用できるだろう。   Prologue  小売業はデータ活用に不熱心?!急速にデジタル化が進んでいるにもかかわらず、小売業では、本部も店…




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