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月刊商人舎 2016年09月

 2016アメリカ小売業統計大盤解説 


その1「米国商業統計」

総合業態の明暗とEコマースの躍進がくっきり

2016年09月09日

『米国商業統計』の2011年~2014年推移をまとめたのが表1だ。アメリカ国勢調査局(United States Census Bureau)が毎月調査し、発表する資料の年度別集計表だ。年度別統計発表では2014年が最新データとなっている。2014年の小売業・外食業の総売上高は5兆2115億 4200万ドルで、前年比4.2%増。1ドル100円換算では521兆1542億円。さらに米国小売業の売上高を見ると4.0%増の4兆6363億4500万ドルで、463兆6345億円となる(ちなみに購買力平価は2016年6月末で1ドル105.44円だからほぼ100円換算で妥当な比較とな る)。経済産業省が調査した平成26年度(2014年度)商業統 計表によれば、日本の小売業の年間販売額は120兆7556億0900万円。つまりアメリカの小売りマーケットは日本のおよそ3.8倍の規模だということ がわかる。人口は、アメリカが約3億2400万人…




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