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月刊商人舎 2016年09月

 特別対談 石原靖曠×結城義晴 


日米チェーンストアの「賢者は歴史に学ぶ」

2016年09月09日

 第1部       米国小売産業の大潮流と分岐点     コンビニエンスからパワーカテゴリーへ      結城 アメリカのチェーンストアの大きな潮流をどう見るかというところから語っていただきましょう。 石原 私は、アメリカは1980年が大きな節目だったと思っています。1980年というのは、結城さんが言われる「流通革命のフェーズワン」のところですね。これがほとんど成熟してしまい、行き詰まってしまった。あの頃、渥美俊一先生は一生懸命、フェーズワンのところをおっしゃっていましたね。 70年代まではどう買物を便利にするかということが最大のポイントだった。そのためにワンストップ・ショッピングがあるわけだし、そのためにラインロビングしなければいけないと考えられた。これはチェーンストアが得意中の得意とする領域です。 …




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