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月刊商人舎 2015年12月

<インタビュー構成>


日本アクセス田中茂治代表取締役社長に「問屋無用論」の真偽を問う[後編]

聞き手:㈱商人舎社長 結城義晴 

2015年12月10日

  後編       サービス価値提供業になる   結城 米国には日本のような卸売業が存在していませんが、日本では江戸時代に問屋が発達して、それをもとに明治の官僚たちが作った流通システムは、世界に冠たる ものだったと思いますね。そのころに卸売業が全国に配備されて、再整備されて、一次問屋、二次問屋などが形成されました。しっかりした流通システムでしたが、そこに胡坐をかいていた節はあります。そこに林氏がガツンと問題を提起して物議を醸したわけです。日本アクセスでさえ、そういう危機感があるのです ね。 田中 帳合で商品を仕入れるだけだったら、どこから買ってもいいわけです。卸としての社会的機能を持たなくては、価格競争に陥り、利益が飛んで、再生産ができな くなります。です…




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