体験記 パリのピカールで買物・調理してみました。   ピカールは、フランスでは誰でもよく知っている冷凍食品専門の製造小売業。自社のオリジナル商品を店頭と通販で販売している。 1906年にレイモン・ピカール氏が設立した“LES GLACIERES DE FONTAINEBLEAU”社は、まだ冷蔵庫がなかった時代に、飲み物を冷やしたり食品の鮮度を保ったりするために、大きな氷の塊をレストラン、カフェ、個人宅などに販売していた。第二次世界大戦後、一般家庭に冷蔵庫が普及し始めたのを機に、1962年、会社名を現在の「ピカール」に改め、冷凍食品や冷凍庫の販売を始める。1974年、アルマン・ドゥセル氏がこの会社を買い取り、パリのローマ通りに400種類のオリジナル商品を擁する第1号店をオープンさせた。以来、2014年現在まで店舗数は925店に増えた。従…