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月刊商人舎 2013年04月

 長編読み物 


子会社ダイエーのミッションと親会社イオンの社会革命

――消費増税と小売産業構造変革の中核に座るもの 

2013年04月09日

㈱商人舎代表取締役社長 結城義晴 「とうとう、この時が来たか」 私には、そんな感慨が強い。 純粋持株会社イオンがダイエーを子会社にする。 消費税増税を1年後に控えた現在、 ダイエーが子会社としてイオンに加わると、 その連結売上高は6兆円を大幅に超え、7兆円に近づく。  総合スーパーとスーパーマーケットを合わせた事業は、 イオンが4兆2000億円、ダイエーが8300億円で、 合計5兆円。 ライバルのセブン&アイ・ホールディングスは、 イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、ヨークマートに、 新たに傘下に入れた近商ストアを合計して約2兆円。 もちろんセブン&アイはコンビニのセブン-イレブンが、 単体として圧倒的なトップ企業であるし、 その加盟店売上高は3兆2805億円となるから、 両者拮抗していて、強みが異なってきたと見る…




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