印刷プレビュー
月刊商人舎 2015年09月

鈴木哲男の現場徹底分析

現場第一主義・商品第一主義・お客第一主義でヤオコーの売場づくりとMDを批評する

2015年09月10日

1998年秋、改装オープンした狭山店を見て、新鮮な感動と意外な驚きを持ったことを今でも覚えている。現在の売場と比較すれば相当に粗削りではあったが、バブル経済が弾けた後、前年に山一証券が自主廃業して、流通業も不況の最中の当時としては画期的な店であった。同様の店づくりで、商品もたいして変わらず(素材中心、ナショナルブランド中心)、売り方もセルフサービスで看板を見なければ店の違いがわからないと言われたスーパーマーケットが多い中で、一服の清涼剤であった。 ヤオコーって誰?(Yaoko is who?) オープンキッチンで店内加工の惣菜売場、丸魚や冊(まぐろなどの)中心から、三枚おろしや切身、スライスなど加工品の比重を上げた鮮魚売場もさることながら、メニュー提案のクッキングサポート・カウンターから、農産…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください