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月刊商人舎 2026年05月

 島田陽介が喝破する 


「ドン・キホーテ」の正体

唯一独自のフォーマットになり得た理由

2026年05月11日

 「商業、小売業」から「チェーンストア」へ  ドン・キホーテの特徴は、セブン-イレブンに続く「新しいニーズ」の創造・開拓にある。 セブン-イレブンの前には、「チェーン理論」という独創があった。「チェーン理論」とは、ひとことで言えば「商業の工業化・大量化・高速化理論」である。 これは長い「商業」の歴史を覆す画期的な提案だった。それまでわが国には、「繁盛店」という個店あるいはせいぜいで「支店」群、すなわち「商業」は多数あっても、それは「工業化」によって生まれるはずの商業とはまったく異質の(未だ可能であるにしても)大企業群とはほど遠い、「零細家業群」でしかなかった。 「チェーン理論」が奨めた「商業の工業化」とは、「支店」でも「店舗」でもなく、多数の「売店」群を、あたかも工場で大量生産される「製品」のよ…




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