11月・12月・1月の販促作戦の要点

本誌編集長　山本恭広         2023年11月・12月と2024年1月の「年末年始商戦」。今年度は大きく違う。違わねばならない。3年9カ月間も続いた新型コロナウイルス・パンデミックがほぼ終息し、新しい未知なる局面に入るからだ。2023年はゴールデンウィーク商戦も盆商戦も、小売業、外食業は好調を取り戻した。それでも大きな変化の中にある。 そんな時には、原点に戻ることだ。自分たちの事業、自分たちの会社、自分たちの店はどうあるべきか。年末年始商戦の3カ月前にその大方針を明確にしておくことをお奨めしたい。 ピーター・ドラッカーは事業の定義を3点挙げている。 第1に、組織を取り巻く｢環境｣である。 第2に、その組織特有の｢使命｣、すなわち自社のポジショニングである。 そして第3に、使命を達成するための自らの「強…