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人材マネジメント

相楽・長咲の「労務&人事」最新講座(34)

2017年01月10日

フランチャイザーにも労務指導の義務 コンビニ大手「ファミリーマート」(本社・東京都)の加盟店で働いた従業員の男性(当時62歳:大阪府大東市)が死亡した。月200時間以上の残業による過労が原因であるとして、遺族がフランチャイズ(FC)の店舗オーナーとファミリーマートに損害賠償(総額約5800万円)を求めた訴訟が、昨年12月22日、大阪地裁(福田修久裁判長)で和解となりました。ファミリーマートは「著しい長時間労働」を認め、遺憾の意を表明し、遺族が要望した加盟店への労務指導の努力を約束し、店主と解決金4300万円を支払うことで合意しました。運営会社がFC加盟店での労務管理に監督義務があることを認めた初の過労死訴訟ともいえます。 ●● 事件の概要       訴状によると、男性は平成24年12月…




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