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月刊商人舎 2017年08月

 Case Study 2 


阪急オアシス「キッチンステージ」

食育コミュニケーターによる「試食」の仕組み化を追う!

2017年08月10日

㈱シフトプランニング代表取締役  渡辺米英7月4日にオープンした阪急オアシス伊丹鴻池店は今年、スーパーマーケット業界最大の話題をさらった売場面積約610坪の大型店である。店舗のほぼ真ん中、奥主通路の精肉売場に面した位置に、阪急オアシスが命名した「キッチンステージ」が設けられている。サークル式の冷蔵平ケースで囲まれて、内側に作業スペースがある「メニュー提案コーナー」だ。このコーナーに配属されているパートナー社員(パートタイマー)は6名。彼女たちは「食育コミュニケーター」と呼ばれる。キッチンで調理作業を行い、外に立って笑顔で試食品を提供する。ここで試食に使われた食材のPI値は、大きく跳ねる。 試食は2つの実施主体と2つの企画策定で実施する㈱阪急オアシス(大阪府豊中市、千野和利会長兼社長)が実施している…




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