印刷プレビュー
IT・システム

當仲寛哲のリテイル・インフォメーション・システム論(50)小数点の丸め計算は侮れない

2017年07月11日

今回は少しポイントを絞ったシステムの話になります。今回のテーマは「小数点」です。小売業では、売上げも仕入れも金銭に関することで通常小数点が登場することはありません。小数点が登場するところは範囲が限られていますが、それの主なものは消費税と原価になります。消費税はご存知のように現在8%です。法律により価格表示が内税になってから久しく、それから法の改正もあって、現在、内税、外税が入り乱れているようですが、多くの小売業は内税で計算しています。その結果、小数点が発生します。法律では、「その課税期間の課税標準額は、原則として、その課税期間中の課税資産の譲渡等の税込価額(消費税額及び地方消費税額を含みます)の合計額に108分の100を掛けて算出した金額となります。そして、この金額に1000円未満の端数があるときは、…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください