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トイザらスの第1四半期増収赤字と「トランスフォーメーション戦略」の活路

2014年06月16日

アメリカのカテゴリーキラーの代表「トイザらス」。「玩具チェーン」と紹介されるが、これは的確な表現ではない。 「玩具店」は業種であって、トイザらスはそれではない。 同社は玩具も主力とするが、子供用品を中心に扱う業態化した店ととらえることができる。 2014年1月末の本決算では、売上高125億4300万ドル(1ドル100円換算で1兆2543億円)。総店舗数1577店の大チェーン。ただし年度売上げ伸び率はマイナス7.4%で、絶不調。 純利益はマイナス10億3600万ドルの赤字。つまり1036億円の損失。これは業態のままの店であることに起因している。 そのトイザらスの第1四半期が5月3日で終了し、先週末その決算が発表された。 売上高は24億8000万ドル、前年同期比ではプラス2.9%。 米国内の既存店売上高は4.0%増加でやや好調を取り戻しつつあるし、日…




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