印刷プレビュー
マーケティング

武藤麻代の「医食同源の現場訪問」(26)味噌のいま・むかし

2018年05月10日

*はじめに*長野県北佐久郡立科町。東京から北陸新幹線で佐久平駅まで1時間少々。そこから30分ほど車を走らせ辿り着く場所は蓼科山や浅間連峰が臨める農村地帯です。空も土地も広いこの場所を第2の活動拠点とするために準備を始めて、早3カ月が経とうとしています。ここは都心よりおそらく2週間ほど遅れて季節の変化が訪れているようです。町の人口は7200人。行政や地域の取り組みに関わりながら、その土地に生まれ育った人、移住して根を張る人、それぞれとの時間の中で、土地の日常に触れ、自然と共に生きる暮らしを肌で感じます。そして食も然り。新しいものを受け入れつつ、先人たちから受け継いだ古き良き食がそこにはありました。日本の食材“味噌”もその一つ。人々の暮らしに深く関わりをもっていました。今回は味噌について触れ、農業を営む家…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください