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経営

朝川康誠「経済心理学の世界へようこそ」(54)――成功の罠という粘着を断ち切るには

2017年12月11日

アメリカ大企業ランキング「フォーチュン100」のその後 誰もが羨むアメリカ大企業の証明である「フォーチュン100」に掲載される100社。それら企業がその後どうなっていったか、フリーク・ヴァーミューレンはその著書『ヤバい経営学』で明らかにしています。 1966年に掲載された100社の40年後の命運。 まず66社はすでに存在しませんでした。さらに15社は存在はしているが上場廃止に。そのままの形で残っているのは19社のみという結果でした。 「フォーチュン100」に掲載される100社は、その時点では圧倒的な存在です。それら企業が社内外のリソースをふんだんにコレクティブに使っていたら、その後に出現する企業には手も足も出なかったはずですが、残念ながらそうはなりませんでした。 成功した企業は「自社の成功体験した強み」を磨くよ…




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