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IT・システム

當仲寛哲のリテイル・インフォメーション・システム論(55)衣料品の販売/在庫データから何を読み取るか

2017年12月11日

衣料品部門は食品部門と違い、一般的に値入れが高く、販売数が伸びれば大きな収益を得ることができます。一方、衣料品には、販売シーズンがあり、そのシーズンを過ぎてしまうと、大きな値下げをしない限り、売れなくなります。大きな値下げにより、粗利はマイナスになり、今まで販売した利益がなくなってしまうことすらあります。ファッション性の高い商品ほど、「売れるか、売れないか」を事前に知ることは難しいので、衣料品のビジネスは「何を売るか」も大切ですが、「どう売るか」の方が安定した最終の利益確保を図るためには重要です。今回は「どう売るか」の手法や判断の根拠となるデータ分析について説明します。衣料品の販売データ(POSデータ)が過去から蓄積されている場合、どのような分析とアクションが良いのでしょうか。販売のデータには、…




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