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経営

嶋内仁の[ポスト・モダン]チェーンストア組織論(49)こども保険を考える

2017年04月10日

Ⅰ.こども保険の概要(案) 自民党の小泉進次郎氏ら若手議員でつくる「2020年以降の経済財政構想小委員会」が、就学前の保育や幼児教育を無償化するための財源となるこども保険を創設するという提言をまとめた。 原案では、まず、厚生年金保険料の料率を企業・被用者とも夫々0.1%上乗せして保険料を徴収する。そうすると、年収400万円の世帯で月240円程度加算となる。また、自営業者は国民年金に月160円程度を加算してもらう。これを合わせると、年3400億円の財源が生まれ、未就学児への児童手当を1人当たり月5000円上乗せできるという。 さらに、この保険料率を段階的に引き上げ、年収400万円の世帯で月1200円程度、自営業者で月830円程度の加算になれば、財源は年1兆7000億円に達し、児童手当は1人当たり月2万5000円増額できるという。これ…




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