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IT・システム

當仲寛哲のリテイル・インフォメーション・システム論(42)顧客情報を使った新しい販売データの基本分析

2016年11月10日

最近の小売業は、ハウスカードを作成し、顧客に発行しているところが増えました。ハードタイプのカードをつくるとなると、1枚当たり数十円かかりますし、ポイントを積算するシステムを導入するとなると、数百万円~数千万円の投資になるのが普通です。ポイントを楽しみにしている多くの顧客を店に定着させる効果もさることながら、顧客情報を使った販売データの基本分析について考えてみましょう。  販売データの基本分析  顧客情報時代のデータ分析の基本方程式は、売上げ=顧客数×(売上げ/顧客数)となります。ここでいう顧客数とは、従来の分析で代わりに使用していたレシートの枚数でなく、実際の顧客の人数です。たとえば、売上げが100万円だとして、ポイントカードを持った100人の顧客が買物をしたとすると、顧客1人当たりの買物合計…




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