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人材マネジメント

相楽・長咲の「労務&人事」最新講座(32)

2016年11月10日

企業の22.7%で月80時間超え残業       ○○○ 「2016年版過労死白書」にみる残業の実態 大手広告会社「電通」の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が2015年12月に自殺したのは、長時間労働による過労が原因だったとして、労災認定されました。高橋さんは亡くなるおよそ1か月前までの残業は月105時間にのぼり、休日や深夜も勤務が続いていました。仕事のストレスでうつ病も発症していたとみられており、2016年9月30日、仕事量と残業が大幅に増えたことなどが原因だとして、過労による労災と認められたものです。電通のような有名企業で、かつ、社会的にも影響が大きい企業であれば、今回のように大きな注目を集めますが、そうではない企業や当事者の事情で公表を控えている過労死事件も相当数あり、過労死問題が大きな…




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