印刷プレビュー
IT・システム

當仲寛哲のリテイル・インフォメーション・システム論(40)レシートの明細単位で荒利を計算するエンジン

2016年09月09日

小売業において、次期の商品政策や売場政策、取引先政策、顧客ターゲット政策を決定するときに、データによる数値分析は必須でしょう。多くの小売業においては、部門別の前年売上げ、前年荒利を元に次期の予算を立てて、具体的な政策は、その範囲内で立案するのが通常のようです。  売上げ=客単価 x 客数  荒利=原価率 x 売上げ (原価率 はほぼ(100-値入率)-在庫ロス率)となりますので、売上げと荒利から入って行くと、客数を増やすか客単価を上げるか、値入率を上げるか、ロス率を減らすかという議論に帰着することが多いようです。もちろん客単価を上げるために、商品単価をあげる、つまり高付加価値商品を導入するという戦略にでても、顧客は「店」のイメージがたとえばディスカウントショップだとすると、高価な商品を売場で見つけても違和感があ…




続きを読みたい方はログイン、または購読のお申込みをしてください