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マーケティング

関智美のマーケティング・アイ「二十四節気と現代人の生活行動」⑨初春編

2016年01月12日

日本人の生活に古くから根付いた二十四節気の視点で、現代の生活行動をとらえていきます。今回は「立春(りっしゅん)」と「雨水(うすい)」について、みていきたいと思います。■■■ 「立春」と「雨水」は、暦の上では“初春”前回の「小寒(しょうかん)」(1月6日)と「大寒(だいかん)」(1月21日)は、暦の上では“晩冬”でしたが、今回の「立春」(2月4日)と「雨水」(2月19日)は、“初春”の季節です。二十四節気では、立春が一年の始まりとされています。実際の気候ではまだ寒い時期であり、冷え込みを感じる日も多くあります。とはいえ、立春を過ぎると日足が伸び、気温は上昇しはじめて、陽射しが明るくなり、少しずつ春を感じるようになります。また、立春は八十八夜、土用、彼岸など雑節の起点にもなります。雨水は、これまで降っていた雪が雨になることが多くなり、池や…




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