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月刊商人舎 2017年05月

 実践分析編 


MEGAドン・キホーテ大森山王店

2017年05月10日

 ドン・キホーテはかつて異端児扱いされ、非行少年のたまり場などとネガティブなイメージを持たれていた時期もあった。また、チェーンストア研究者からは、①標準化ができておらず、個店対応が過ぎる、②陳列線が高く、ゴチャゴチャしている売場はレイアウト理論を逸脱している、③定番商品がなくバッタものが多い、などとも言われてきた。それが今や、売上高5000億円、経常利益高450億円、店舗数280店舗を誇る日本有数の総合スーパーのチェーンストア企業になっている。誰が予測しただろうか(私も反省している)。爆買いのおかげだけではない。大森山王店の改装は「政策的改装」であろう。地域に根ざして営業を続けてきた、地場の百貨店、ダイシン百貨店をグループの傘下に入れ、業態転換を図った。ダイシンは地域のお客から50年以上愛されてきたが、シ…




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