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月刊商人舎 2017年04月

 特集 


商品ロス管理×Sustainability

ロス退治・機会損失の戦略と社会ロスのオセロ現象

2017年04月10日

「商品ロス退治」――倉本長治の時代から、渥美俊一の時代、そして現在を通して、この問題は小売流通業の変わらぬ大命題である。なぜならば、その商品ロスが削減されれば、その分が直接、オセロのように営業利益に転換されるからだ。つまり「利益管理」の面で、「商品ロス」はいつの時代にも現場の大テーマなのである。ただし、廃棄や値下げ・見切り、万引きなどのロス管理は第1フェーズであって、第2フェーズは「機会ロス」の最小化である。そしてこの第1と第2を組織的にエンジニアリングするマネジメントこそ、すべての企業に求められる必須の戦略となる。しかしそのうえで第3フェーズが生まれてくる。それは「社会的ロス」である。つまり「マーケティング3.0」と同次元のサスティナビリティであり、トレーサビリティである。アメリカにおける「フードバ…




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