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月刊商人舎 2016年05月

 商学者矢作敏行 書き下ろし論文【第3章】 


「質が量をつくり出す」PBイノベーション

2016年05月10日

第3章......................................日本型PB改革の旗手 セブン‐イレブン・ジャパン 日本の小売業態の発展は欧米とは大きく異なる点がある。食品系の場合、欧米ではスーパーマーケット、それが一回りも二回りも大きくなったスーパーストア、 非食品部門を抱え込んだハイパーマーケット(米スーパーセンター)の3業態が主軸を形成し、欧州ではそれに加工食品を中心に安売りするスモールストアの ハードディスカウンターが加わっている。それに対して、日本ではいまや食品スーパーが主勢力で、プレイヤー数は極めて多い。総合スーパーは食品スーパーの後塵を拝したが、代わりにコンビニエンスストアが着実に勢力を伸ばしている。実は、このコンビニの発展が日本のPBイノベーションの発展軌道に大きな…




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