印刷プレビュー

米国アマゾンのパイロット実験リアル店舗、2018年までに20店開設

2016年11月02日

アマゾン・コムの本年度第3四半期は、売上高が29.0%、営業利益は42.1%増加した。相変わらず絶好調。売上高は327億ドル(1ドル100円換算で3兆2700億円)、営業利益は5億7500万ドル、純利益は2億5200万ドル。

amazon.com_logo

最終の第4四半期には、ホリデーシーズンが含まれるから、420億ドルから455億ドルの売上高予前。これは前年同期比17% から27%の増加となって、やはり絶好調には変わりない。
しかし第3四半期決算発表時の第4四半期の予想を見て、同社の株価は6.8%のダウン。
株式市場はなんと貪欲なのか。

そのアマゾンはリアル店舗の開発を公表している。今後2年以内に20店の「グロサリーストア」のパイロット店舗を開設する。さらに今後の10年間でアメリカに2000店の店舗が開発予定。

これは『ビジネス・インサイダー』の報道。

2018年中にオープンするパイロット店舗の立地は、ニューヨーク、マイアミの東海岸から、シアトル、ラスベガス、サンフランシスコベイエリアなどウェストコーストまで。さまざまなエリアに展開し、実験する。とはいっても大都会中心。

さらにパイロット店は異なるタイプの店づくりが実験される。半分にあたる10店舗は店舗面積1万平方フィート(281坪)の「クリック&コレクト」の店舗。つまりネットスーパー対応店舗。
他の半分の10店舗は店舗面積3万平方フィート(843坪)のスーパーマーケットになる。ちなみに米国フードマーケティング協会調査のスーパーマーケット平均店舗面積は1290坪だから、アマゾンの実験店は平均よりも小さい。

しかしこの実験店にはアマゾンらしく、ハイテク機器の最新テクノロジーが備えられる。たとえば、車のナンバープレートの読み取り装置、さらにたとえば店舗内で注文できるキオスクなどなど。

また、「ラピッド・ドライブ・スルー・ピックアップ」と呼ばれる迅速なドライブスルー方式の導入も検討されている。

ちなみに『ビジネス・インサイダー』にはアマゾンCEOのジェフ・ベイゾスが投資していて、報道は多分にアマゾン寄りとの見方ができる。

現在、ウォルマートのディストリビューションセンターは国内に50拠点ある。アマゾンはフルフィルメントセンター(Eコマースにおける商品の管理・ピッキング・配送などの拠点)を含めて100拠点。両雄は物流競争においても群を抜いているが、いよいよリアル店舗での白兵戦も展開される局面となってきた。

検索ワード; アマゾン ウォルマート パイロット店 ジェフ・ベゾス フルフィルメントセンター ディストリビューションセンター

 

アマゾン最新記事記事一覧はこちら